「 解き方のコツ 」一覧

正誤問題を解くときに。

勉強するゾウ今回は受験生が勉強するときに必要な心構えの一つをお教えします。具体的な問題で説明しましょう。

問 韓国併合について述べた文として正しくないものを1つ選びなさい。
ア.日本に併合された韓国とは大韓帝国のことです。
イ.日露戦争後、日本は韓国に韓国統監府をおいて、政治の実権をにぎっていました。
ウ.韓国併合の前年、初代の統監であった大隈重信が韓国の青年の安重根に射殺されました。
エ.韓国併合後、朝鮮の学校では、日本の歴史・地理や日本語が教えられました。

この問題は4つの選択肢のうち誤っているものを1つ選ぶ、いわゆる正誤問題とよばれるものです。当たり前ですが、誤っている選択肢以外は正しいことが書かれています。ここで大事なことが1つ。誤っている内容はどこが誤っているか、そして正しいことが書かれている問題はそれが正しい内容であることを認識する。これが重要です。ただ、問題を解くだけではなく解きながら知識の確認をしていくことが限られた時間の中で成績をアップさせる秘訣です。

正解:ウ(大隈重信が誤りで、正しくは伊藤博文)


all or nothingは怖い

塾の先生社会科でよく出題される問題で、正誤問題というものがあります。文章の中から誤っている部分を見つけたり、「ア~エの文章の中で、誤っているもの(正しいもの)を選びなさい」といった問題です。実は、この手の問題にはいくつかの法則があるのですが、今日はそのうちの1つを紹介します。

「全て」「全く」「完全に」と書かれているものは怪しい。

例を挙げます。
「男女雇用機会均等法が制定されたことにより男女の雇用差別は完全になくなった。」
昔に比べれば、女性の社会進出は進んでいますが、差別・格差がなくなったわけではありません。
「本州にある政令指定都市は全て太平洋側にある」
新潟は日本海側ですが政令指定都市です。

問題作成にあたって、「全て」と断定することは勇気がいります。物事に例外はつきものです。「全て」ではないものを「全て」と書くことで、誤りの内容として文章を作ることは意外と簡単です。そんな理由から、「全て」「全く」と書かれているものは間違いの選択肢になっていることが多くなります。

逆に言うと、「全て」「全く」にあてはまるものは極めて特徴的=入試に良く出題されるということになります。いくつか例を挙げますと、

てんさい(ビート。砂糖の原料となる作物の一つ)は北海道が生産100%。
日本国憲法は一度も改正されたことがない。

などです。世の中、「絶対」なんてなかなかないですよね。
(「しゃかいかっ!」2013年7月27日)


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