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予習シリーズ社会解説 「6年上第2回 国会のはたらき」

私は社会の授業をしていて、授業延長を絶対しないように時間配分をしていています。授業延長をしても、その分で学習をしたことは生徒が覚えていないからです。そんななかで、毎年「時間が足りない」と一番思う単元がこの「国会」です。それだけ量が多いということです。国会議事堂

まずは、定番について。この単元の週テストでbcやsクラスで記述問題で聞かれることはおおよそ2択です。それは、
二院制のメリット→慎重に審議が行える。
衆議院の優越→任期が短く解散があるため国民の意思が反映されやすい
この2つです。記述問題は配点も大きく、意外と定番で出題されるものがあるので、そういったものは授業で触れるようにしています。

二院制のメリットについて触れるということは、衆議院と参議院で任期や定数、被選挙権で違いがあるという説明につながります。このあたりの数字は記号問題で出題される可能性も高いので、aクラスの生徒でも得点源にしてほしいところです。

衆議院の優越について話すということは衆議院の優越がある国会の仕事と、優越のない仕事について触れることになります。国会の仕事については、多岐にわたりますが重要なところばかりなので、ここできちんと説明していきます。

意外とスルーされがちで、きちんと説明しないといけないことが2つあります。
1つ目は「過半数の意味」です。過半数と半分以上は違います。過半数は半分より多いなので、例えば10人の過半数は6人です。
2つ目は「多数決と少数意見の尊重」です。民主主義は最終的に多数決で決まるというのは子どもたちはある程度わかっています。その段階で少数意見も聞いて、その意見も取り入れつつ最終結論を出すという原則は分かっていません。たとえ話として、友達同士で何して遊ぶか決めるとき、いつも多数決だけで決めていたら少数派の人は嫌だろという話をします。現在の入試というのは単なる暗記ではなくこういった思考力が問われます。自分でテキストを見てるだけでは学べないことを伝えるのが授業です。

と、国会の仕事を話していたら時間切れになりやすいのは選挙です。そもそも論として、中学校の教科書では選挙と国会は別単元です。1回の授業でこれをぜんぶやるのはなかなかしんどいです。選挙は第8回で、一票の格差について説明する必要があるので、生徒の習熟度に応じて詳しい説明を回してしまうのも1つの方法です。


中学受験プレイバック2018 「栄光学園中学」

それほど大仰な問題ではありませんが、4種類の選挙を全て書き出すというのはなかなか難しかったろうなぁと思い取り上げました。たぶん、知事・市長まではある程度出てくると思うのですが、地方議会が市議会と県議会の両方あるというのが思いつかなそうです。問われている知識はそれほど難しいわけではない分、面白い問題です。

2017年衆議院選挙は宮城県南三陸町で知事選・町長選・町議選が重なり、衆議院小選挙区に比例代表と最高裁裁判官の国民審査で6つの投票箱を用意する事態になったことが話題になりました。

答えには神奈川県・鎌倉市をそれぞれ入れましたが、おそらく書いていなくても正解だと思います。ただ、リード文にわざわざ地名を入れているので、書いておいたほうがいいのは間違いないですね。

大人の立場からみると、改めていろんな立場の人間を選挙で選んでいるなと思いましたね。無投票でなければ、3,4年で6回は投票があるわけですからね。きれいごとではありますが、大事な一票を行使したいものです。

答:A~D 神奈川県知事・神奈川県議会議員・鎌倉市長・鎌倉市議会議員


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