「 都道府県名 」一覧

小4の9月に都道府県名を漢字で場所も完璧に覚えろという無理難題

今日は、塾講師というより小学4年生の子どもを持つ親の愚痴です。

一昨日、息子が学校から帰ってきて私にこう言いました。
「お父さん、都道府県のテスト、全然できなかった!」

夏休みの宿題で、「夏休みに都道府県を覚えよう」というのは出ていたんですよね。新しい学習指導要領では4年生のうちに都道府県名に使われる漢字を国語で学習するようになりました。学習指導要領の改訂はまだ先なんですが、先行実施や移行期間と言って内容によっては早いうちから実施されることがあります。都道府県名を漢字で書くのもその1つです。そのことは当然知っていたので、夏休みの間に都道府県を漢字で書けるようにある程度練習をしていました。ただ、都道府県の漢字は普段生活で使わない漢字が多い(「栃」や「阜」など)ので、覚えるのは大変です。だから、まずは純粋に都道府県名はひらがなで書いてあってそれを漢字で書く問題が出ると思っていたんですね。正直それでも、47都道府県中40ぐらい書ければOKぐらいのスタンスで臨んでいました。

そうしたら、まさかの地図に数字だけ書いてあって都道府県名を漢字で書くテストが行われたというわけです。そりゃ、できないよね。

社会の分かっていない先生(担任よりも学年主任でしょうけど)から適当に「やれるだろ」という感覚で出される宿題の恐怖を初めて体験しました。
中学受験でも、小4夏休みの段階で都道府県名を漢字で場所も含めて答えられるようになるのはなかなか高いハードルです。ちょうどこの時期に、初めて都道府県ごとの特徴を学習するので、そこで漢字ではなくてもいいからある程度都道府県を書けるようにしようというのが、順当なところです。自分の近い地域ならある程度聞いたことのある地名が多いので、何とかなりますが例えば首都圏の生徒なら九州とかは全く縁のない地域ですからね。佐賀とか大分はなかなか頭に入りません。

改めて小学校の教科書を見ると都道府県の特徴を学習するのは4年生の一番最後。…なんで今、全部覚える宿題を出した…。都道府県を覚える意味は、都道府県ごとの特徴を覚えてこそ意味のあるものです。ただ、地図を見て県名を答えるのでは意味が薄いし、すぐ忘れてしまいます。夏休みは時間があるので、宿題としてバーンと出しておいて、これから繰り返しテストをするつもりなのかもしれませんが、進学塾でも2か月ぐらい授業をやりながら、徐々に覚えさせるものを夏の課題で家庭に全振りするなよと。

そして、恐ろしいことに合格点は……満点。いつできるようになるんでしょうね(遠い目)。子ども曰く「学校で4人、満点とっていた」らしいですが、そこから先は相当長いので学校の先生も宿題の出し方を反省しながら、繰り返しテストをやってもらいたいと思います。

ところで、都道府県の覚え方についていくつかアドバイスをします。まず、「北からやらない」。都道府県の番号は北海道から沖縄まで47の番号を振ってありますが、つい数字の小さい北海道からやりがちです。ですが、東北地方は比較的配置が分かりやすくすぐできます。問題は、都道府県の入り組んだ関東地方、近畿地方、九州地方です。特に、群馬・栃木・茨城の北関東や奈良・和歌山・三重の紀伊半島エリア、福岡・佐賀・大分の九州北部はごちゃっとしていますので、重点的に覚えましょう。

あとは、「知っている都道府県を起点に徐々に陣地を広げる」ことです。たとえば、九州で鹿児島県を覚えていたとします。その場合、その上(北)に熊本と宮崎が並んでいて、宮崎の上に大分というように隣り合った都道府県を関連付けて覚えることが大事です。ただ、漠然と地図だけ見て覚えようとすると、かなり苦労します。覚えやすい都道府県は人によって違いますが、旅行でいった都道府県や形が分かりやすい都道府県からスタートするといいでしょう。

しかし、これはしんどいなぁ。

参考までに県庁所在地も含めて使える都道府県プリントです。もしよければ、ご活用ください。


中学入試プレイバック2017 「筑波大学附属中」

問 発表会の展示内容を考えていたゆうさんは都道府県名に地形や土地のようすなどを意味する漢字が多く使われていることに気づき、まとめました。しかし、間違えて47都道府県名に使われいない文字を2つ選んでしまいました。その2文字を下の語群から選び,書き出しなさい。

<語群>木 山 岩 石 森 沢 岡 野 川 田 崎 沖 島 潟 海 浜

(2017年筑波大学附属中・問題形式を変更)

まぁ、中学受験生であれば落ち着いて考えれば誰でもできる問題です。
木→栃木、山→山梨、岩→岩手、石→石川、森→青森、沢→×、岡→岡山、野→長野、川→神奈川、田→秋田、崎→宮崎、沖→沖縄、島→島根、潟→新潟、海→北海道、浜→×
と、1つ1つ考えればいいわけです。なのですが…。ストップウオッチ

この連載では、基本的に学校ごとの入試傾向にはそれほど触れない方針で記事を書いています。しかし、筑波大学附属中については1つ触れなくてはいけないことがあります。それは、社会の試験時間が算数と合同で50分だということです。その時間の大半は算数に回されるはずですから、社会は相当短い時間で解かなくてはいけません。

この問題は社会全体の2問目に登場します。この問題で「あれ、どれだっけ?」と時間を取られてしまったら、この後出てくる資料を読み取る問題を解く時間が無くなってしまいます。時間をかければ誰でも解けると受験生が分かる問題であるからこそ、迷ったときに焦って足をすくわれそうな問題です。普段なら何気なくできる問題も、極度の緊張状態にある入試本番では違って見えてしまうことはよくあることです。そういった事態を避けるため、時間を計って過去問題の演習を繰り返すことが重要なわけです。

ちなみに、沢→金沢、浜→横浜と県庁所在地で使われている漢字ですね。地味にまぎらわしい漢字を2つ選んでいると思います。

答 沢・浜


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