「 都道府県 」一覧

野球場・ソフトボール場の多い都道府県


久しぶりに都道府県シリーズです。今回は野球場とソフトボール場という、ちょっと入試には出なさそうなデータを引っ張り出してみました。日本には6279(2011年時点)の野球場・ソフトボール場があります。上位は次の通りです。

都道府県名
1位 北海道 571
2位 東京都 570
3位 埼玉県 388
4位 愛知県 344
5位 千葉県 274

以下、栃木・茨城までが200以上あります。ちなみに一番少ないのは高知県で24です。
正直なところ、ここまで面白みのないデータになるとは思いませんでした。あの狭い東京都のどこに500ものスタジアムがあるのかなかなか想像できません。
データを見ると分かるのですが、野球場の数は明らかに西低東高です。なんとなく、甲子園(兵庫県、137)があるので西日本でもっと多いと思ったのですが、意外とそうでもなかったなというのが感想です。
高知県の最下位も意外です。かつてはプロ野球のキャンプも多く行われた地域なのでもっとあると思っていました。ちなみに、現在プロ野球に限らず多くのスポーツが冬にトレーニングを行う沖縄の数値は42でした。


小4で漢字を都道府県を書く

47都道府県の名称と位置を理解することとは、我が国が47都道府県で構成されていることや、各都道府県の名称や日本の地図上の位置などを基に、47都道府県の名称と位置について理解することである。その際、都道府県の名称に用いる漢字については、国語科において、第4学年までに指導することとなっている。このため、指導する時期について国語科との連携を図るとともに、漢字の表記に慣れるように配慮する。(小学校学習指導要領解説社会編 平成29年6月文部科学省)

小学4年生の息子の学級懇親会から戻ってきた妻が「今年から都道府県を漢字で覚えるようにするらしい」と言っていました。上にある次期学習指導要領の実施は2020年からですが、学習指導要領には移行措置というものがあります。移行措置とは新しい要領に移るときにスムーズに移行ができるように指導内容に特例を設けたり、特に教科書の対応が必要としないすぐできることを早いうちから行っていくことを指します。

今回の改定では、都道府県に使われている漢字が全て小学4年生までに学習するようになりました。小4社会のメインである都道府県の学習で習っていない漢字がたくさん出ていた現状を改善するためです。

学習指導要領の文面を見る限り、小4段階では「漢字の表記に慣れる」=「漢字で読めるようにする」ということだと思います。実施段階では小4で漢字で習うのだから、漢字で書けるようにするというのは当然だと思います。ですが、これはなかなか大変です。中学受験クラスを指導している私でも塾で小4段階では漢字指定にこだわっていません。それぐらい都道府県を全部漢字で書くのは難しいです。もともと、地名というのは特殊な字や特殊な読みが多いですからね。

ちょっと、都道府県名で漢字で書くのが難しい字をまとめてみます。

宮城・茨城・栃木→城はもともと6年生で学習する漢字です。また茨・栃はこれまでは小学生の範囲外でした。「茨木」と間違える生徒も多いです。
埼玉→埼が小学生の範囲外でした。崎玉とよく書き間違えます。
新潟→潟がとにかく書けないです。そもそも大人でも普通に間違えます。
山梨・岐阜→梨はこれまで小学生の範囲外でした。普段見かける漢字ではない分書くのに苦労します。
滋賀→これも、両方小学生の範囲外でした。
鳥取→別に難しい字ではないですが、なぜか「取鳥」と書く生徒がいます。
愛媛→媛が小学生の範囲外でした。普段見かけない字ですね。
熊本→熊が小学生の範囲外でした。「態本」や「能本」とよく書きます。
沖縄→実は沖も縄も小学生の範囲外の漢字でした。
鹿児島→鹿が小学生の範囲外でした。

とこれだけあります。特に、新潟・愛媛は厄介です。正直なところ、塾でやっていたことを学校でやってくれるのは助かるといえば助かるのですが、学校は大変だと思います。

今回お伝えしたいのは、「都道府県名とその場所を覚える」作業と「都道府県名を漢字で覚える」作業を切り離すべきということです。つまり、まず地図を見て口頭でいいので都道府県を言えるようにしたうえで、別に純粋な漢字テストとして都道府県を漢字で書けるようにするべきです。この2つを一緒に最初からやろうとするとパンクする子どもたちが続出します。まず、場所と名前を一致することに専念しましょう。


予習シリーズ社会解説 「6年上第7回 政治・外交史(1)」

予習シリーズ6年上では4回に分けて、歴史の復習が行われます。これが意外と難しい。何が難しいかというと「何を教えるかの選択」です。
この回でいえば、旧石器時代から平安時代まで幅広い範囲の復習を行うのですが、ある程度経験のある教師であれば1回の授業でこれらの時代を振り返ることは難しいことではありません。全部の内容を説明するのは最初から不可能ですから、重要人物なり事件なりに絞って解説をしていけばいいんです。
問題になるのは、この単元を学習する4月上旬以前、具体的には冬休みに同じ内容の復習を行っていることです。さらに、直近の春休みに社会経済史や文化史の復習を行っている場合もあります。割と一通りの説明をし直しているんですよ。そうすると、もう一度一から説明するよりも、演習を中心に授業を組み立てて答えを確認する中で解説を入れていくスタイルのほうが個人的には好みです。ただ、生徒の理解度が低いクラスでそれをすると、結局ほとんど解けずに終わってしまう可能性もある。そのあたりの判断を含めて「何を教えるかの選択」が難しいですね。

個人的に授業の中で解説するのは、「歴史の流れを解説していくときに後回しにされやすいが、重要度の高い内容」です。

旧石器時代から弥生時代では予習シリーズでも地図でまとめられていますが、主だった遺跡の場所ですね。岩宿遺跡(群馬県)、三内丸山遺跡(青森県)、吉野ケ里遺跡(佐賀県)といったあたりです。このあたり、地図でまとめてあるのはさすがです。

古墳・飛鳥時代では朝鮮半島の高句麗について触れておきたいですね。これも地図になっています。百済・新羅は仏教伝来や白村江の戦いで登場しますが、ちょっと高句麗は薄くなりがちです。4世紀終わりに倭と争って勝利したと記録される好太王碑が有名です。
持統天皇も改めて触れておきたいです。日本最初の計画的につくられた本格的な都である藤原京に都を移した天皇です。史上初の上皇というのも、2019年度入試を考えると狙われやすいテーマです。

奈良時代では木簡を教えたいです。荷札に使われた木の板である木簡は調や庸といった話と繋げやすく、史料問題で出題されます。なお、予習シリーズにある各地の調のリストは覚える必要はありません。

源義家平安時代は東北地方で活躍したアテルイ源義家を確認します。桓武天皇によって征夷大将軍に任命され、東北地方に遠征した坂上田村麻呂と争った蝦夷の指導者がアテルイです。江戸時代アイヌのリーダーとして松前藩と争ったシャクシャインが入試の基本知識になっている今アテルイも抑えないといけません。源義家は11世紀後半に東北地方でおきた前九年の役、後三年の役で活躍した源氏の武将です。前九年・後三年の内容は覚える必要はないのですが、源義家はちょいちょい入試で聞かれます。
ちなみに、中学入試で覚える源氏は源頼朝・源義経兄弟とその父である源義朝、そして源義家ですね。


道の駅の多い都道府県ランキング(2017年)

道の駅道の駅とは、自動車による長距離移動の休憩所や、地域の名産品・名所などを紹介する場として国土交通省や地域によって運営されている施設です。
道の駅の歴史は比較的浅く、平成3年に実験的に行われ、平成5年に運用が始まりました。平成29年11月17日現在で1,134駅あります。ここ最近、入試でも時折名前を見かけるようになりました。今回はその道の駅の都道府県別ランキングです。

都道府県別道の駅ランキング(2017年

順位 都道府県名
1位 北海道 121
2位 岐阜県 56
3位 長野県 46
4位 新潟県 39
5位 兵庫県 35

こういうランキングだと北海道は強いですね。それ以外にも面積が広い都道府県に多く設置されていることが分かります。その意味では、ちょっと兵庫県が意外ですね。

ちなみに、道の駅が一番少ない都道府県は東京都で八王子滝山ただ1つです。



人口の多い都道府県、少ない都道府県

今回取り上げるのは都道府県別人口です。

人口推計(平成28年10月1日現在 単位:千人)

1 東京都 13,624 17 岐阜県 2,022 33 大分県 1,160
2 神奈川県 9,145 18 群馬県 1,967 34 石川県 1,151
3 大阪府 8,833 19 栃木県 1,966 35 山形県 1,113
4 愛知県 7,507 20 岡山県 1,915 36 宮崎県 1,096
5 埼玉県 7,289 21 福島県 1,901 37 富山県 1,061
6 千葉県 6,236 22 三重県 1,808 38 秋田県 1,010
7 兵庫県 5,520 23 熊本県 1,774 39 香川県 972
8 北海道 5,352 24 鹿児島県 1,637 40 和歌山県 954
9 福岡県 5,104 25 沖縄県 1,439 41 山梨県 830
10 静岡県 3,688 26 滋賀県 1,413 42 佐賀県 828
11 茨城県 2,905 27 山口県 1,394 43 福井県 782
12 広島県 2,837 28 愛媛県 1,375 44 徳島県 750
13 京都府 2,605 29 長崎県 1,367 45 高知県 721
14 宮城県 2,330 30 奈良県 1,356 46 島根県 690
15 新潟県 2,286 31 青森県 1,293 47 鳥取県 570
16 長野県 2,088 32 岩手県 1,268

都道府県別の人口の1位は当たり前ですが東京都です。以下、神奈川県・大阪府・愛知県と続きます。個人的な見解では、面積以上に上位4都府県は順位で覚えておきたいです。なぜかというと、これらの都道府県は都道府県を識別する問題での登場頻度が高く、覚えておくと便利だからです。細かい数字は覚える必要はありませんが、人口が多い都道府県は500万人程度の人口があることは知っておきたいですね。

人口の多い都道府県で意外なのが、11位茨城県でしょうか。15位までで東京都を除いて唯一政令指定都市がないのが茨城県です。人口が30万以上ある都市が1つもないにもかかわらず、10万人以上ある市が8つもあるという興味深い分散の仕方をしています。

逆に人口が少ない都道府県は100万人を切っている都道府県です。最下位の鳥取県はそれだけで問題がつくれる都道府県なので確実に覚えておきたいです。四国が愛媛県以外、人口が少ないグループに属しているのが目を引きます。ちなみに、現在38位の秋田県はかろうじて100万人台をキープしています。しかし、秋田県は人口減少率が最も高い都道府県でもあり、ここ数年のうちに100万人を切るのはほぼ確実です。

中央値は約150万人になります。もちろん、このあたりの順位は覚える必要は全くありません。


面積の広い都道府県、狭い都道府県

今回取り上げるのは、都道府県別の面積という社会科を語るうえで欠かせない基本データです。

都道府県別面積(2015年㎢)

1 北海道 83,424 17 宮崎 6,794 33 福井 4,190
2 岩手 15,275 18 島根 6,708 34 石川 4,186
3 福島 13,784 19 山形 6,652 35 徳島 4,147
4 長野 13,104 20 栃木 6,408 36 長崎 4,132
5 秋田 11,638 21 群馬 6,362 37 埼玉 3,768
6 新潟 10,364 22 山口 6,112 38 滋賀 3,767
7 岐阜 9,769 23 茨城 6,097 39 奈良 3,691
8 青森 9,646 24 三重 5,759 40 鳥取 3,507
9 鹿児島 9,043 25 愛媛 5,676 41 佐賀 2,441
10 広島 8,479 26 愛知 5,123 42 神奈川 2,416
11 兵庫 8,401 27 大分 5,100 43 沖縄 2,281
12 熊本 7,272 28 千葉 5,083 44 東京 2,106
13 静岡 7,253 29 福岡 4,854 45 富山 2,046
14 高知 7,104 30 和歌山 4,725 46 大阪 1,905
15 岡山 7,011 31 京都 4,612 47 香川 1,863
16 宮城 6,859 32 山梨 4,254

社会科で都道府県ごとのデータが表になっており、そのデータからどの都道府県かを特定させる問題は定番の1つです。面積は、当たり前ですが年度ごとの数値の変動がほとんどありません(あったら大ニュースですよね)。数値は知らなくても感覚的になんとなく面積の広い都道府県、狭い都道府県はイメージしやすいです。そのため、面積は都道府県の特定に役立つデータといえるでしょう。

とはいえ、数値だけ見たときにどれくらいが面積が広いのか、もしくは狭いのかというのは意外とわからないものです。入試では、上のようにすべての都道府県が提示されているわけではなく、いくつかピックアップされた都道府県で判別しないといけません。

まず、上位から。北海道は別格として、面積の広い都道府県は10,000㎢以上と理解しておきましょう。岩手・福島・長野・秋田・新潟というメンバーも知っておきたいです。この中での、順位はそれほど重要視しません。入試はクイズではないので、都道府県の面積順位を暗記していないと解けない問題は出題されません。それが分かっていなくても他で判別できる要素があるはずなので、おおよその絞り込みができれば十分です。

逆に下位に目を向けると、面積が一番狭い香川を筆頭に面積の狭い都道府県は2,000㎢程度であることが分かります。なんとなく面積が狭そうな沖縄より東京・富山・大阪が狭いというのはポイントです。沖縄はたくさん島があるので合計するとそれなりの面積になるのです。

最後に、普通の都道府県がどれくらいか。上のデータを見ると、ちょうど真ん中の24位が三重県です。約5,000㎢が都道府県の面積の標準と覚えておくといいでしょう。

まとめるとこうなります。
都道府県の面積が広い⇒10,000㎢以上
都道府県の面積が狭い⇒2,000㎢程度
標準的な都道府県⇒5,000㎢前後


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