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鉄鋼業出荷額が多い都道府県トップ5

鉄鋼ランキング2017

鉄鋼業は長きにわたり「産業のコメ」とよばれ工業に欠かすことのできないものでした。その地位は低下したとはいえ、重要であることに変わりはありません。

鉄鋼業のさかんな都道府県は極めて順当なメンバーが並んでいます。
愛知県…東海市
兵庫県…姫路市、加古川市
千葉県…君津市
広島県…福山市
とそれぞれ重要な鉄鋼都市を抱えています。大阪府は大阪市と堺市がともに鉄鋼生産量が多いです。堺市というと石油化学工業ですが、鉄鋼もさかんなんですね。


予習シリーズ社会解説 「5年上第3回 いろいろな工業」

入試問題のトレンドということでいえば若干出題頻度が落ちているのが、工業に関する単元です。理由はいくつかあると思うのですが、1つには現在の日本を工業国と単純にとらえることができないことです。食の問題や環境、資源・エネルギーと他のテーマが優先されているというのもいえるでしょう。とはいえ、予習シリーズでは3回に分けて学習する重要単元であることに変わりはありません。

自動車工業は現在でも日本の基幹産業です。この単元で登場する自動車関連のキーワードだけで「関連工場」「組立工場」「ジャストインタイム方式」「流れ作業」「ハイブリッドカー」「電気自動車」「燃料電池車」と数多くあります。特に、ハイブリッドカーはハイブリッと間違えやすいので注意が必要です。
おもな国の自動車生産台数のグラフは入試定番の1つですが、最近の入試では日本の自動車の国内生産・海外生産・輸出台数のグラフも頻出です。ただ、このグラフは冷静に考えると輸出が国内生産より多くなるはずがないので、海外生産量が増えているというだけのデータではあります。
自動車の生産工程である「プレス→溶接→塗装→組立」の順序を問う問題もおなじみです。この内容を説明するときは塗装をどのようにやるかということを話します。それを理解すると、組立をした後に塗装をしたら、タイヤや座席がペンキまみれになることがわかるんですよね。同様に、塗装の後に溶接をしたらペンキが剥げます。仕組みを理解することで単純暗記にならない工夫が必要です。

予習シリーズでは「臨海部に位置する製鉄所と石油化学コンビナート」という地図があり、これらが原油など資源の輸入に便利な臨海部に発達してきたことが説明されています。なぜ、臨海部に発達したかを問う記述問題は定番の1つですね。
入試レベルでいうと、製鉄所と石油化学コンビナートの分布の判別が必要になります。川崎市(神奈川県)や倉敷市(岡山県)など鉄鋼業・石油化学工業両方が盛んな都市があるように、この2つの工業がさかんな都市の分布は似ています。似ているからこそ、入試で狙われます。知識として使いやすいのは、四日市市(三重県)、市(大阪府)の石油化学工業でしょう。この2つの都市は入試で他に出題される事項があり、同じ都道府県に大きな鉄工場がないため判別に役立ちます。


鉄鋼業が盛んな都市

鉄鋼業が盛んな都市(平成26年「工業統計表」)

都市名 都道府県 出荷額(万円)
1位 東海市 愛知県 1,152,100
2位 倉敷市 岡山県 994,986
3位 福山市 広島県 979,619
4位 北九州市 福岡県 792,789
5位 君津市 千葉県 773,209

工場鉄鋼はかつては「産業のコメ」とよばれ、現在でも工業において欠かせない資源です。鉄の生産が多い地域=工業がさかんな地域といっても過言ではないでしょう。

ランキング1位の東海市は愛知県の知多半島の付け根に位置する都市です。新日鐵住金の工場があることで知られています。新日鐵の工場という点では、君津市・北九州市も同様です。現在の北九州市に1901年から操業を開始した八幡製鉄所は新日鐵住金の前身の1つです。倉敷市・福山市はJFEスチールの工場があります。

ちなみに、今回ランキングに登場した全ての都市は、中学受験でよく使われるテキスト「予習シリーズ」で鉄鋼業が盛んな都市として登場しています。ちなみに他に鉄鋼業が盛んな都市として紹介されているのは、室蘭市(北海道)、川崎市(神奈川県)、鹿嶋市(茨城県)、千葉市(千葉県)、姫路市・神戸市(兵庫県)、呉市(広島県)、北九州市(福岡県)、大分市(大分県)とたくさんあります。
ランキングを見ていると、どの都市もある程度上位に来ていました。鉄鋼業を行うには大規模な施設が必要で、一度整備したら長い期間使われ続けるため、テキストの記載内容と現在のデータが一致したものと思われます。


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