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中学入試プレイバック2018 「開成中学」

…これ難しすぎませんか。実のところ、浜口梧陵しか知りませんでした。さらにいうと、この実際の問題は琵琶湖とは書いてなく内陸県で県名と県庁所在地が違う4府県(滋賀・群馬・栃木・山梨)から選んで考える必要があり、さらに難しくなっています。

この中学入試問題をプレイバックシリーズでは、学校単位の難易度や問題の傾向についてそれほど触れないようにしています。中学受験の場合、大学受験と異なり受験校はある程度地元に限られます。私自身、社会科の問題として語ることはできても、その学校に合格するために正解しなくてはいけないラインを全ての学校で語ることはできません。不確かなことは語るべきではないので、その辺りは各地域の専門家に任せるべきと思っています。

もし、この問題を1~9割で正答率予想をしてくれと言われたら「2割」なんですよね。5択の問題なので適当に書いても2割は正解しますので、事実上答えられないという判断です。いわゆる捨て問題扱いをします。

ただ、この5人、実は小学3・4年生の社会科教科書のどれかに掲載されている人物たちなんです。登場するのは「地域の発展に尽くした先人の具体的事例」という単元です。開成レベルの生徒であれば、「教科書で見た名前だ」と言って正答率は4・5割ぐらいまで上がるのかもしれません。…やっぱりイメージ湧かないです。

間違いなく言えるのは、この1問のために小3・4の教科書まで片っ端から覚えるのは現実的ではなく、他の問題をきちんと正解すれば合格ラインまで行けるはずです。

忘れてましたが、選択肢の人物の業績は
布田保之助…熊本県にある通水橋「通潤橋」の建設
田辺朔郎…滋賀県から京都府へとつながる琵琶湖疎水の設計
矢板武…栃木県の那須疎水の建設
吉田勘兵衛…神奈川県の吉田新田の開発
浜口梧陵…和歌山県の広村堤防の建設。防災の重要性を伝える「稲むらの火」のモデル

です。

答:イ


中学入試プレイバック2017 「開成中」

問 日本を訪れる外国人観光客は「入ってくる、内向きの」という意味の用語でよばれることがあります。その用語をカタカナで答えなさい。(2017年開成中)

外国人観光客中学受験の社会科を担当している教師に必要なスキルの1つに「今年の入試で新しく出るかもしれない用語を予測する」というものがあります。今年の春の入試のときに、私が担当している生徒に「出る出る」といっていたのが、今年の改正の問題で出題されたインバウンドです。(ただ、担当している生徒に開成を受ける生徒はいなかったのですが…)

現在日本にやってくる外国人観光客は急増しており、平成27年には1,900万人となり日本から出国した人数を上回る結果になりました。2020年には東京オリンピックが開催され、今後も多くの観光客を受け入れる体制づくりが必要です。中学入試でもそれに関した問題が出題される可能性があります。実際、開成の別の問題では免税店に関する問題が出題されていました。

新しく出題されるようになった語句にありがちなのは、数年後に過去問題として演習するころには用語としての旬が過ぎていることです。過去問題の演習で「昔は出たんだけど、もう出ないかな~」ということはわりとあります。クールジャパンとか、それにあてはまりますね。入試が近づいたら、また「今年出題されそうな語句・内容」はご紹介できればと思います。

答 インバウンド


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