「 鹿児島県 」一覧

入試に出る都道府県 「鹿児島県」


・県中央部を火山灰地で有名なシラス台地でしめる。
・江戸時代に栽培の始まったさつまいもの生産が1位。
・畜産が盛ん。肉牛の飼育頭数2位。豚の飼育頭数は1位。肉用若鶏の飼育頭数は宮崎県と首位争いをしている。
・地図中Eは世界遺産に登録されている屋久島。縄文すぎ(屋久すぎ)と呼ばれる原生林が有名。
・地図中Fは種子島。1549年に鉄砲伝来。宇宙ロケットの発射基地がある。


地図中Dは桜島


地図中Aは県庁所在地の鹿児島市。九州新幹線の終点である鹿児島中央駅がある。


地図中C・Dは薩摩半島・大隅半島。半島をまとめた問題で登場します。

面積:9187㎢
人口:約160万人(2019年)


いも類の産出額が多い市町村ベスト20

社会科でいもといえば、鹿児島県のさつまいもと北海道のじゃがいもです。と思って統計データを見ると意外ない結果が…。

市町村別農業産出額・いも類
2016年 単位は千万円
順位 都道府県 市町村 データ
1 茨城県 鉾田市 1,249
2 千葉県 成田市 897
3 千葉県 香取市 801
4 茨城県 行方市 711
5 長崎県 雲仙市 543
6 北海道 帯広市 507
7 徳島県 鳴門市 502
8 北海道 網走市 484
9 北海道 芽室町 435
10 北海道 斜里町 424
11 北海道 小清水町 402
12 鹿児島県 南九州市 395
13 北海道 清里町 392
14 茨城県 ひたちなか市 386
15 北海道 大空町 384
16 長崎県 南島原市 381
17 北海道 幕別町 352
18 北海道 士幌町 333
19 北海道 更別村 314
20 北海道 北見市 310

鹿児島でもなく北海道でもなく千葉県でした。鉾田(ほこた)市はさつまいもだけではなくメロンの生産が日本一の近郊農業の拠点です。さつまいも(統計上はかんしょ)の作付け面積では鹿児島県の南九州市が1位ですが、産出額になると千葉県の自治体が上位に来ます。鹿児島県のさつまいもは作付面積、収穫量に比べると産出額が少ないことになります。

じゃがいもは北海道一本かぶりです。都道府県単位では北海道が一番多いはずなのに自治体が多いので分散して結果、市町村別では上位に来ないのは、このシリーズではよくありますね。


予習シリーズ社会解説 「4年下第14回 肉や牛乳をつくる~日本の農業(4)」

この単元では畜産について学習します。
授業では、まず牛といっても肉牛と乳牛の2種類がいることを教えなくてはいけません。テストで「牛」とだけ書くと不正解になるので注意しましょう。この単元で覚えるべきことは

1位 2位 3位
乳牛 北海道 栃木県 岩手県
肉牛 鹿児島県 宮崎県
鹿児島県 宮崎県
肉用若鶏

という畜産物ごとのさかんな都道府県の一覧です。採卵鶏はとくに生産が多い都道府県がなく順位も入れ替わるため特に覚える必要はありません。また、肉用若鳥も鹿児島県と宮崎県の順位はよく入れ替わるのでどちらかが1位と覚えておけば十分です。
表を見ての通り、北海道・鹿児島・宮崎が畜産に強いというのは感じておいてほしいです。入試では都道府県単位でどの種類の農業が盛んかを問う問題は多いです。

予習シリーズには「出荷された肉の量」「畜産農家の数」「農産物の輸入量の変化」のグラフがありますが、それぞれ読み取れることを確認したいです。こういった覚えることが少ない単元のときこそグラフの読図をやっておきたいです。
「出荷された肉の量が増加している→肉や乳製品を食べるようになった」
「畜産農家の数は減少している→出荷量は増えている→一戸あたりの出荷量は増えている」
「農産物輸入が増えている→食生活が多様化した」
といった内容を読み取っていきたいです。

農産物の輸入が増えて自給質が落ちているというのは、現在の日本の食料政策の課題と考えられています。つまり、入試に出ます。農産物の輸入が増えた理由は、外国のほうが安いといった理由もありますが農産物の輸送技術が発達したというのも大きいです。アメリカからの輸入圧力が加わっているのも大きいですが、小4段階では貿易は詳しくやっていないので無理に触れなくてもいいでしょう。

学習を深めるページでは農薬や有機農業、遺伝子組み換えといった食の安全性といったことが書かれています。目先のテストで出題される内容ではありませんが、先々知識として知っておきたい内容ですので、必ず触れるようにしていますね。

 


うなぎの養殖がさかんな都道府県

日本人がウナギを食べ始めた歴史は古く奈良時代の「万葉集」にはうなぎを食用にしていたとみられる記述があります。江戸時代にはタレをつけて蒲焼するようになりました。現在うなぎが絶滅の危機にあるといわれています。「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣が広まったのは、江戸時代に平賀源内が、うなぎの売れない夏(もともとうなぎが美味しいのは秋から冬)に売り出すために考え出したキャッチコピーがきっかけといわれることがあります。

そんなうなぎの養殖がさかんな都道府県ランキングです。(平成28年「漁業・養殖業生産統計」)

順位 都道府県名 量(t)
1位 鹿児島県 7,972
2位 愛知県 4,742
3位 宮崎県 3,255
4位 静岡県 1,654
5位 三重県 306

うなぎの養殖といえば静岡県の浜名湖ですが実は静岡県は4位でしかありません。

うなぎの養殖という言い方をしますが、うなぎの人工ふ化は安定して行えるレベルに到達していません。そもそも、うなぎの生態自体分かっていない部分が多いです。現在の行われている養殖は黒潮を流れてきたシラスウナギを捕獲して成魚にするものです。このシラスウナギが激減しているのが、現状です。1965年には21tあったものが、2015年には1tになっています。ただ、この傾向は1980年代にはすでに出てきていて捕獲量は1985年に6tまで落ち込んでいます。その後、一時回復傾向にあったもののまた減少。現在に至っています。

トキをはじめ、乱獲によって人類が絶滅に追い込んだ、もしくは追い込みつつある生物はたくさんあります。後世にも自然の恵みとして、おいしいうなぎを残すには消費者として不用意にうなぎを食べないことで生産者にうなぎの生産を抑えさせるしかないです。

 


中学入試プレイバック2018 「フェリス女学院中学」

問題としては別に大した問題ではなく、むしろ正解しないと大きなビハインドを背負う基本問題です。

茶の生産といえば静岡県です。静岡県の牧ノ原(市の名前は牧之原市)で茶の栽培がさかんというのは基本中の基本。牧ノ原で茶の栽培が始まったのは明治時代。江戸幕府の家臣が中心となって開拓を行ったのが、そのきっかけです。

鹿児島県は温暖な気候を生かして、新茶を4月ごろに出荷することできます。また、作業の機械化が進んでおり、静岡県が16,300haで31,800tを生産しているのに対し、鹿児島県は8,020haで22,700t(ともに平成27年)を生産しており、効率化が図られていることがわかります。公益社団法人鹿児島県茶業会議所のサイトのデータを見れば分かるように、かつては数パーセントしかなかったシェアが現在では3割近くに伸びていることが分かります。近い将来、茶の絶対王者・静岡県をとらえる日が来るのかもしれません。

答:ア


中学入試プレイバック2017 「早稲田中」

問 右の図はある都道府県の県章ですが、県全体の形を表していないという指摘があり、現在では別のシンボルマークを使用することも多くなっています。この県章で表されていない島で、面積の大きな島の中から、2つの島名を答えなさい。(2017年早稲田中)

この県章は2つの半島とそれらに囲まれた火山をあらわしています。県章は時々入試にも出題されますが、意識してまで覚える必要はないと考えています。県章をみて形からどの都道府県分かりやすい都道府県とそうではないものがあり、入試で問われるのは前者だからです。今回の問題はその典型例で、ポイントは中心の火山です。半島に囲まれた火山といえば、桜島です。そう考えれば、この県章は鹿児島県ということになります。

鹿児島県は有人だけで離島が26あり、全国有数の離島県です。地図で見ると離島の多さと範囲の広さに驚きます。鹿児島県ということが分かれば、あとは鹿児島県の島の名前を書けばいいので世界遺産の屋久島と鉄砲伝来の種子島あたりを書けば正解になります。

鹿児島県シンボルマークなお、現在鹿児島県で主に使われているシンボルマークは右のものです。うーん、これだと形だけではわかりにくくて入試にはでないかな。

答 屋久島・種子島・奄美大島などから2つ


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