「予習シリーズ社会2021改訂版」解説 4年上第1回「健康で住みよいくらし」

予習シリーズ解説

初回の指導に当たって

四谷大塚が発行している「予習シリーズ」が学習指導要領の改訂にともない、バージョンアップしました。今回から、そのバージョンアップされた「予習シリーズ」の指導ポイントを解説していきます。

前の版では第6回に掲載されていた内容が第1回に回ってきました。まだ、4年生の上しか見ていない段階ですが、学習内容が全体的に前倒しになっている印象を受けますね。先々なかなか大変そうです。

4年生の予習シリーズの学習を始めるにあたってまず気をつけないといけないのは、とにかく詰め込むだけにはしないこと。一部の回を除いては、覚える内容はそれほど多くありません。めちゃめちゃ社会に時間をかければテストの点数取れるかもしれませんけど、それは最重要なことではありません。最初は社会に興味を持つこと、これが大事なのかなと思っています。まずは授業は楽しいと思ってもらえるように、そのうえで授業を受ける上で必要な規律を持たせることは心がけて授業をしていますね。

今回の改定で都道府県の学習が第4回・第6回で登場しています。これは、かなりハードです。授業するときは、比較的余裕のある1~3回の段階で都道府県を覚えるのを、ちょっとずつ授業中に組み込んでいければより良いですね。

水資源についてはサラッと済ませいたい

さて本編です。まず、水資源から。日本という国は世界的にみても降水量の多い国です。降水量の少ない中央高地や瀬戸内海沿岸でも年間1,000mm程度の降水量はあります。世界でこの降水量を超えるのは、熱帯(熱帯雨林気候・サバナ気候)と日本と同様の温暖湿潤気候の地域でしかありません。子どもたちは、原則日本しかしらないので、日本が彼らにとって当たり前なんですね。だから、日本が当たり前ではないというのは最初に教えてあげたいところです。

実のところ、浄水場や下水処理といった内容は学校の社会の授業でも比較的時間をかけて説明をされ、また社会見学で浄水場に行くことも多くなじみやすい単元です。授業をする側としては、初回ということもありますし、リラックスしていきたいですね。ちなみに、牛乳コップ一杯の量を魚が住めるようにきれいにするには約20杯の水が必要であることが書かれています。月ごとのテストでも入試問題でも、何杯必要か記号で答えなさいといった問題が出題することは、まずありません。

家庭で使われる水の割合グラフがあります。例えば風呂とかトイレとか飲み水以外の使い道が、全体の6割を占めているっていうのは知っておきたいですね。もっとも、4年生前半では6割っていう概念がわかってないので半分以上って言う形をしないといけないんですけどね。

3Rは入試でも必須知識

この単元で気を付けるべきはリサイクルとリユースの違いでしょう。
リサイクル…かんやびんなどを回収した後、資源に戻し工場で別のものに生まれ変わらせること。
リユース…一度使ったものを洗ったりして繰り返し使うこと
というのが説明です。日常生活で使うリサイクルというのは実はリユースであることが多い(リサイクルショップ)のがポイントです。授業では、「ペットボトルを洗って使うのがリユースで資源ごみで出すのがリサイクル」と話します。
そして、ごみそのものを減らすのがリデュースです。これら、3Rは入試でも定番ですね。

さっそくマイクロプラスチックが登場

びっくりしたのがフリーマーケットが用語として入ってることでしょうか。入試問題でフリーマーケットって言う言葉が出てくるのはイメージがつきませんが、生活に身近な内容を触れておくのは良いですね。
予習シリーズさすがだなと思うのが、昔のゴミと今のゴミの違いについての内容で、プラスチックゴミが海の生物を苦しめている問題に触れていることです。いわゆるマイクロプラスチックの問題ですね。今後、入試でも頻出でしょうし、社会的にも大きな課題です。そういった問題に触れたときに、「では自分たちの生活の中でできることは何だろう?」といったことを考えさせたいですね。

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